「侵入者?」


いやぁ〜、久し振りに熱海に行って参りました。

その日、
私が通されたのは、オーシャンビューのオシャレな和室。

カップルで泊まるとちょうどいいような、手頃な広さと間取りで、
1人なら、かなりノビノビできそうな感じです。

まぁ、一瞬、

「こんな、良い部屋・・・もしかしたら、いわくつき??」

・・・とか思ったりもしたのですが、

風通しも良いし、明るぅ〜い部屋なので、

「へぇ〜、平日は、こんな良い部屋、乗務員に使うんだぁ〜!」

・・・って、大喜びしちゃったわけです。


で、
宴会が終わって部屋に戻ると、

「あん、あん、もっとぉ〜」

なんと!
見知らぬカップルがHの真っ最中なんです。

「えっ? あっ! ゴメンナサイ。 部屋、間違えました!」

慌てて部屋を飛び出して、

「あぁ〜、ビックリしたぁ〜」

・・・ということで、改めてキーと部屋番号を確認すると

「あっ・・あれ? ここ、私の部屋だわ」

そこで、
もう一度部屋に入り、

「あのぉ〜、お楽しみにところ、申し訳ないんですけど、
 ここぉ〜、私の部屋なんですけど・・・」

でも2人は、
私のことなんか完全に無視してHを続けるんです。

「あぁ〜ん、いい〜、あぁ〜」

「あのぉ〜、すみませぇ〜ん」

「あぁ〜ん、いい〜、あぁ〜」

「・・・・」 ((+_+))


これは、私が言っても全然無理みたいなので
ホテルの方にお願いしようとフロントへ

フロント「どうされましたか?」

MoMo  「私の部屋に、知らないカップルが・・・」


すると、
私の説明も聞かないうちに

フロント「はい、解りました。 すぐ参ります。」

MoMo  「えっ? 私、まだ何も言ってないんですけど・・・」


フロントマンは奥に入ると、段ボール箱を持ってくるので、
中を覗いてみると、

線香、ロウソク、塩、数珠、般若心教・・・等々


MoMo  「あのぉ〜、これ何ですか?!」

フロント 「さあ、参りましょう! 大丈夫ですよ。ご安心ください。」

MoMo  「お祓いしなくてイイです。 お部屋、代えて下さい。」

フロント 「えぇ〜、もったいないですよぉ〜! 
      オーシャンビューのきれいな部屋なのに。」

MoMo  「いえ、オーシャンビューいらないですから。 
      誰もいない部屋、お願いします」