「カラオケボックス」
京都市 下京 某


ホテルの中に
宿泊者専用のカラオケボックスがあるのは珍しくないですよね。

ただ、
宿泊客の数に対して、ボックスの部屋数が少ないことが多く、
チェックイン後、早めの予約しないと利用できないのが難点だったり。
(場合によっては、宿泊の予約時に必要なことも)

でも、
わざわざ、ホテルの外に出なくても良いし、
ラウンジなどと違って自分達だけで楽しめるので、
お客様には好評なんです。

なもんで、
今回の旅行でも、チェックインと同時に手配をしたわけです。

そして翌朝、朝食時

お客様 「MoMoちゃん、昨日のカラオケボックスは良かったよ〜。
      機械がちょっと古くて、昔の曲しかなかったけど、
      どうせ、新しい曲なんか知らないから関係ないし、
      何より、コンパニオンが達付きっきりでさぁ〜。」

私   「コンパニオンも一緒だったんですかぁ〜!!」


  こ、これは、高くつくゾォ〜
  てっきり、宴会の後、コンパニオンは帰ったと思ってたのに・・・
  延長料金、どんだけになるんだろぉ〜 


で、
恐る恐る、詳しい話を聞くと


お客様 「いやね、カラオケボックスの場所を探してたら、
      『こっちですよ』って、着物姿のコンパニオン達が・・・」

MoMo  「えっ、宴会の時とは、別のコンパニオン?」

お客様 「そうだよ。」


  げぇ〜・・・
  それだったら、延長じゃなくて新規扱い?
  予算オーバーしちゃうじゃないのよぉ〜 
  (-_-)/~~~ピシー!ピシー!


お客様 「でさぁ〜、このコンパニオンの子達がさぁ〜、
      若いのに、俺たち世代の古い歌も良く知っててね・・・」


・・ってな訳で、
お客様の話も半分に、覚悟を決めてフロントに清算へ、
せめて、
片手(5万円)で済みますように・・・って感じです。


MoMo  「あのぉ〜、昨夜のカラオケなんですが・・・」 (T_T)

フロント 「ご安心ください。 キャンセル料は不要ですから。」

MoMo  「キャンセル料?」

フロント 「予約時間にお見えにならなかったのでキャンセルに・・」

MoMo  「えっ、そんなはずは?」

・・・と、
お客様の話をフロントマンに伝えると、

「いゃ〜、そんなはずは・・・少し、お酒の量が過ぎたのでは」

でも、
フロントマンの表情が何かぎこちないんですよね。

そこで、
お客様に、昨日のカラオケボックスの場所に連れて行ってもらうと
そこは・・・、

今では使われていない古いカラオケマシンが置かれた倉庫でした。