「心霊スポットにて」


8月24日夜、京都府八幡市
友人と一緒に心霊スポット巡りにやってきた16歳の少年が、
京阪電鉄の線路内に入り込み、急行電車にはねられ死亡するという
事故が起こりました。

関西では結構大きく取り上げられていたのですが、
全国的にはどうだったんでしょうか?


事件の経緯は以下の通りです。

事故現場の線路の近くには標高162メートルの男山があって、
山頂には日本三大八幡宮で知られる石清水八幡宮あり、
その男山のふもと、
山頂ケーブルの横の山道を1kmほど上ったところに、
雑草に覆われたコンクリートの廃虚(心霊スポット)があるそうです。

16歳の少年は、
遊び仲間の男女5人(大阪在住の13〜22歳)と一緒に
「心霊スポット探検」にやって来たのですが、
目当てのスポットが見つからず、
仕方なく、皆で車に戻ってきたのですが、
突然、16歳の少年が
「俺、もう一度行く」・・・と1人だけ車を離れ、事故に・・・。

この心霊スポット、
雑誌やネットでは「軍人病院跡」「ビルマ僧院跡」とされていて、
夜中に騒ぐ若者が後を絶たず、近隣の住民からの苦情を受けて、
警察が、「立入禁止」の看板を立て、巡回をしていたそうです。


実は、私
石清水八幡宮には何度か行ったことがあるので、
周りの地形は大体把握しているんですが、
心霊スポットといわれる場所と事故現場は、車をはさんで逆方向。

心霊スポットは山側、線路は反対の平地側・・・
深夜だとしても間違うかな〜・・・って気も。

それに、
この辺りは見通しの良い場所で、線路に入り込むなんて・・・???

警察も
少年がなぜ線路に入ったのか全く分からないと発表していましたし・・・。


関西では、「祟り」とか「憑かれた」とか、色々と噂が飛んでいますが、
短絡的にそう決めつけるのは、どうかな?・・・って気がします。

ただ、
心霊スポットで起きた不可解な事故ということは確かですけどね。

いずれにしろ、
霊を信じる信じないはともかくとして、
こういった心霊スポットには、行くべきじゃないと、私は思っています。

「祟り」とかが本当にあるなら危険な事ですし、
そうでなくても、近隣にお住まいの方々にとって大変迷惑な話ですもの。

今回の事件で、
心霊スポットとしての評判が上がって(?)、
また、深夜に大勢の人が集まってきては騒ぐ・・・といったような事が、
増えてしまわなければ良いのですが・・・。


PS.
今回の話、怖い話ではないんですが、あえて紹介させて頂きました。
何と云いますか、まぁ、何かしら、お感じ頂ければウレシイです。

cf. 報知新聞 2010年8月26日