「池田屋」


明けましておめでとうございます。
皆様、お正月休み・・・いかがでしたか?

ってなわけで、
正月早々、重い話もナンなんで、正月らしいお話を
・・・ということで、今回は久々の京都の歴史ネタ!

何で京都かって言うと
今年のNHKの大河は坂本竜馬だし、
坂本竜馬ったら京都かな〜って・・・。
ついでに
京都ったら新撰組!
新撰組ったら池田屋騒動!・・・って感じでしょうか。

池田屋騒動というのは、
幕末の元治元年(1864年)6月5日、
新撰組が京都三条木屋町の旅館・池田屋で、
潜伏していた長州藩・土佐藩などの尊皇攘夷派を襲撃した事件です。
とっても有名ですよね。

で、
この池田屋、その後、どうなったかというと、
池田屋の主人は、尊攘派志士をかくまっていたとして捕らえられ獄死。
池田屋も半年間の営業停止。

半年後、
親族により営業が再開されたんですが、
宿泊客が激減し、明治元年(1868年)には廃業。

これを佐々木旅館が買い取り、営業を始めたんですが、
2階の部屋から、

「刀で争う音がする」
「うめき声が聞える」

・・・などの苦情が相次ぎ、ついに廃業。

建物も取り壊されて、
在りし日の池田屋を今に伝えるものは何もありません。

私が学生の頃は
その跡地はパチンコ屋さんになっていて、
自動ドアの片隅に

「池田屋騒動址」と記された小さな石碑だけが・・・

・・・のはすが、
昨年末、大学の同窓会で京都に行ったら、
「池田屋 はなの舞」という居酒屋さんになっていました。
新撰組のでっかいイラストが壁に描かれてて・・・

池田屋騒動址の石碑も看板代わりと云った風情で、
これは、ちょっと・・・って思っちゃいました。


ちなみに
坂本竜馬が暗殺された近江屋も現存せず、
「坂本竜馬遭難之地」という小さな石碑があるのみ。
河原町通り蛸薬師下の旅行代理店の隅にひっそりと建っていて、
気付く人はほとんどいません。


PS.
怖い話って感じじゃないですが、
魔界京都の歴史の1ページということで・・・
よろしければ「京都特集」の方も読んで頂ければウレシイです。

http://www.chance2.ne.jp/kyoufu-pc/kyouto/k-frame.htm