「女神像」


今回の怖い話は、
yukiちゃんの先輩(考古学専攻の大学院生⇒女の子ですよ)が経験した
怖いというよりは、不思議って感じの話です。

一般的に大学院生と云うと、
図書館にこもったり、パソコンの前に張り付いたり、
・・・と、
ずっと室内で研究しているイメージがありますが(普通はそうです)、
さすが考古学専攻!

彼女、夏休み中に
東南アジアの某世界遺産になっている遺跡に
フィールドワーク(調査)に出かけたそうなんです。
そして、
そこで、女神像の頭部を発見したんです。

「こ、これはスゴイ!!」

・・・ってなことで、

女神像の頭部を
共同調査をしている地元大学(日本で云うと東大み見たいな大学)の
研究室に運ぶことになったんです。

それも、
他の発掘物と一緒に車の荷台に積むんじゃなくて、
傷つかないように何重にも包んだうえ、
彼女が座席に持ち込んで運んだんですね。

もう、彼女にすれば、

「世紀の大発見とかだったら、どうしよぉ〜」

・・・ってな感じでしょうか。

でも彼女、
車が遺跡を離れるにつれ、どんどん体調が悪くなり、
街に入る頃には40度を超える高熱に。

病原菌を持った虫にでも刺されたのかと緊急入院したのですが、
全く、原因は分かりません。

すると、
地元の大学の先生が何を思ったか、
女神の頭部を発掘された場所に返しに行ったそうなんです。
(元通りに埋めたそうです。)

とたんに、
彼女、熱が下がり、
何事も無かったように元気になったそうです。

こういうのって、
何か、ありがちな話なんですが、
身近な人が経験しちゃうと、やはり、怖さを感じますよね。

ちなみに、
彼女がyukiちゃんに話したところによると

「考古学のフィールドワークでは少なくないのよ。こういうの!!」

「えっ、そうなんですか。」(~_~;)