「エレベーター」
愛媛県D温泉


宴会の後、
翌日の打合せも兼ねて、
お偉ら方&幹事さんと二次会に御一緒させて頂く事になったんです。
(私含めて4人)

ホテルの外に、わざわざ出かけるのも・・・って、
ホテル内のラウンジに出かけることにしたんです。

で、
皆でエレベータを待ってて・・・

『ガタァー』

エレベーターが到着して、
ドアが開くと、20才代後半の宿泊客らしき女性がおられて、

女性 「何階ですか?」

MoMo 「はい、8階、お願いします。」

女性 「僕は、何階に行くのかなぁ〜?」
     (・・・小さい男の子に話しかける様に)

皆  「えっ??」

女性 「はぁ〜い、6階ね。」

皆が、呆気にとられている内に6階に到着。

女性 「はい、6階だよ。 
     早くお部屋に帰らないと、パパとママ、心配してるぞ!」

『ガタァー』

エレベータのドアが閉まった瞬間、
幹事さんが女性に・・・、

幹事さん「今、誰と話してたんですか?」

女性  「誰とって、今いた、幼稚園くらいの男の子ですけど・・・」

MoMo  「エレベーターに、男の子なんて乗ってこなかったですよ。」

女性  「えっ、でも・・・?」

MoMo &
幹事さん「私達だけですよ、初めから・・・・」

女性  「でも、私、確かに・・・そこに・・・」


その時、
お偉ら方の2人が・・・

2人  「K君(幹事さん)とMoMoちゃんは、誰と話してるんだ?」

MoMo  「えっ??」
幹事さん「こちらの女性ですが・・・」

2人  「誰もおらんよ、そこには。」

次の瞬間、
エレベータが『ガクン』と急停止し、
エレベーター内の電気が消え、

皆 「えっ、な、何?!」
  「ちょ、ちょっと、ウソでしょ?!」

その時、

「お姉ぇちゃん、ありがと・・・」
「どういたしまして・・・」

・・・と、
囁くような声。

皆 「うわぁー!」
  「きゃぁー!」

その後、すぐに電気が点いたのですが、
エレベータは3階(私達が乗った階)から動いていませんでした。