「水難」

大学2年生の夏の出来事です。
僕は福井県若狭湾の小浜○○旅館でバイトしてました
昼間には自由時間もあり、
女の子達とも仲良くなれる結構おいしいバイトでした。

ある日のこと
宿泊客の女性が一人が暗くなっても帰ってこないんです。
同室の方達にも何の連絡もないため、
すぐ警察に連絡を取る一方で
バイト仲間達と夜の海に彼女を探しに出たんです。
しかし、
深夜まで探しましたがついに見つかりませんでした。

翌朝
警察からの連絡で僕達は浜へ走りました。
青いシートの周りには既に人だかりができていて、
警察の方が

「きみたち、○○旅館の方?」
「はい、・・・」
「すみませんが、見てください」

警察の方は、
そう言って、シートを少しめくりました。
水死体特有のパンパンに張った顔でしたが、
うちの宿泊客に間違いありません

「間違いないです。うちのお客です」
「そうですか・・実は、・・・・」

そう言うと、警察の方はシートを全部めくりました。
僕達は、その瞬間
恐怖のあまり声も出ませんでした。

水死したお客の腰から足にかけて
死後1週間位の腐りかけた水死体が2体しがみついていたんです。


・・・

MoMoです。
この話・・・実はyukiちゃんのパパから聞いた話なんですよ。
当時、小学生だった私に話してくれたものです。