六条河原


平安京の時代から処刑場となっていた場所です。

処刑される罪人が多いときには、
鴨川の水が真っ赤に染まったとも伝えられてます。

川面を漂う人魂を見たって話は、それこそ数え切れないぐらいあります。

学生時代、ゼミの先輩に聞いた話なんですが、
高校の時に、仲間3人と肝試しにやって来て、
河原に下りたそうなんです。
でも1時間経っても、人魂ひとつ現れなかったんです。
仕方ないので、その夜は、そのまま家に帰ったんですが・・・・

翌朝、
先輩は、あまりもの首が痛みに目を覚ましたそうです。

首を触ってみると、みみず腫れのようになっていたので、
あわてて、鏡の前に立ってみると・・・

斬首の斬り口の様に首の周りが、赤く盛り上がってたんです。

仲間の3人も同様のみみず腫れが出来ていたそうです。

その日のうちに
皆で河原に行き、線香をあげて、お詫びをすると、
ウソのようにスゥーと腫れが消えていったんですって。