東山 祇園

祇園のめぬきに、ぽつんと空き家があるんです。
そこは、
祇園の一等地にあって、
以前はお茶屋さんで、何人もの舞妓をおいて結構繁盛していたんです。

ところが、
ある舞妓さんが旦那さんに乱暴されて自殺したんです。

それ以来、
この舞妓さんが、生前、踊りを練習していた部屋に、
夜な夜な現れ、一晩中、踊り続けたそうなんです。

この噂は、「あっ」という間に、祇園中に広まり、
お茶屋さんは廃業、建物は空き家となったんです。

それでも、時々、
踊っている彼女の影が、窓に映ることがあるんだそうです。
道行く人は、
「あー、ここが有名な・・・・」と、空き家の窓を見上げて行きます。

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MoMoです。
この話は、私が京都で大学生してた頃に聞いた話なので、
この空き家が今でもあるかどうかは、確認してないんですが・・
もし、あれば、すぐに分かりますよ。
変だもん、そこだけ空き家ってのは・・・。