東山 珍皇寺とその界隈 (六道の辻)

今回の場所は、心霊スポットというよりは、
不思議・伝説スポットといったところでしょうか。

珍皇寺の門前に、
「六道の辻」と刻まれた石碑があります。
六道とは
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六種の冥界のことであり、
六道の辻とは、現世とこれらの冥界の境目と言われています。

さて、この珍皇寺なんですが、
本尊は薬師如来なんですが、
境内にある閻魔堂(えんまどう)には、
弘法大師(空海)、閻魔大王、小野篁(たかむら)の像が安置されてます。
なんとも、変な組み合わせですよね。

小野篁は昼間は宮廷に仕える一方で、
夜は珍皇寺の井戸から地獄に通い、
閻魔庁の第二書記官として閻魔大王に仕えたという伝説があります。
この井戸、本道の裏手にあるんですけど、
皆さんも、中を覗いてみる??

また、珍皇寺には「迎鐘」というものがあって、
お盆に、冥界へ旅立った霊を迎える、合図の鐘といわれています。
お盆が終わって、霊を冥界に送り出すのが、
「大文字、五山の送り火」であることは有名ですよね。。

また、珍皇寺から少し東に入ったところに
「幽霊子育飴」と書かれた古い(小汚い)看板があります。
皆さんも
死後、墓の中で産んだ赤子のために、
母親が幽霊となって飴を買いに来たという話、知ってますよね。
その幽霊が飴を買いに来たのが、このお店なんです。
行ったときに買ったんですけど、
あんまりおいしくなかった・・・・一袋五百円也