左京 深泥池

雨の降る夜、
京都のタクシーは、深泥池のほとりに立つ若い女性を乗せることは、
決してありません。

この池の近くの道路では、雨の日にになると、
必ずと言っていいほど女性の霊が出没するといわれているからです。
実は、この女性の霊、
全国の「タクシーをとめる女性の霊」の元になった話ともいわれてます。

タクシーではなくても、雨の夜、この道を車で通ると
池のほとりで、傘もささずにビショ濡れでたたずむ若い女性を見ることが、
少なくないそうです。

噂では、この池で自殺した女性の霊ではないかといわれていますが、
ハッキリしたことは、私には分かりません。
ただ深泥池は、
底の泥の層が厚く、底なし沼のようになっているそうで、
ここで亡くなったら、浮き上がってこない・・・という話はよく聞きます。

ちなみに学生時代、
私の友人が、この近くのマンションに住んたんですが、
雨の降る日は、
タクシーに乗っても、行き先を言うと、まず、行ってくれなかったそうです。
タクシーのドライバーさんは、深泥池に近づくのもイヤだったようで・・・