「オアフの戦士」
オアフ島
ヌウアヌ・パリ

ヌウアヌ・パリはハワイでも有数の観光名所です。
展望台からは、
カネオヘ湾やカイルアの街を一望することができて、
世界有数の強風の名所としても知られていますよね。
ハワイに行ったことがある人なら、
必ず一度は訪れているんじゃないかな。

でも実は、
このヌウアヌ・パリは、ハワイ指折りの心霊スポットなんです。

今から200年ほど前なんですけど、
ハワイ島のカメハメハが、ハワイ諸島を統一し王となろうとして、
マウイ島、モロカイ島を侵略し、そしてこのオアフ島に・・・・・。
カメハメハの軍は銃と大砲を装備した近代軍隊で、
弓と刀だけのオアフの軍は全く歯が立たなかったそうです。
そして、
連戦連敗のオアフ軍は、今の展望台辺りの崖まで追いつめられ、
カメハメハ軍により、次々と崖下へつき落とされていったそうです。

そういった歴史的背景もあって
パリ・ハイウェイが建設された時には、
工事現場から800体を超える白骨が発見されており、
崖下には、
いまでも無数の白骨体が眠っていると言われています。

・・・で、
ヌウアヌ・パリ一体では、
このオアフの戦士たちの霊の目撃談が絶えないんですが、
その中でもオモシロイのが、
「深夜、豚肉を持ってパリ・ハイウェイを走ると、
 大勢のオアフの戦士が群がってきて車を止める。」

・・・・・というものです。

なんでも、 
豚肉というのは昔のハワイでは大変な貴重で神聖な食物だったらしく、
祭事や祝事等に、男性だけが食べることが許されたんです。
女性が豚肉を食べると死刑だったとか・・・・・。

そのため、
豚肉を持ってヌウアヌ・パリへ行くと、
飢えたオアフの戦士の霊がが車を止めるんだそうです。
大勢のオアフの戦士が車に群がり、すがりついてくるだそうです。
「豚肉・・・・食わせろぉ〜〜」・・・・・って。

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